岩波写真文庫122 / 出雲
岩波写真文庫122 / 出雲 / 岩波書店 / 1954年発行 / 130x185mm / 64ページ / ソフトカバー / 1,000円+100円=1,100円
※状態、
●内容、
岩波写真文庫(いわなみしゃしんぶんこ)は、岩波書店が1950年代に出版していたテーマ別写真集叢書(カラー写真は使われていません)。編集長は名取洋之助。1980年代以降度々復刻版も出版されています。
巻頭に書かれています。
ここは神々の住家である。八雲たつ、出雲八重垣と歌われた美しい雲がある。山陰とはいうけれど、やわらかく明るい空気である。この明るさの内に、遠い空を風のような幽かな暗さがただよっている。記紀や出雲風土記に現れる神々の生活が、深く広く限りなく生きつづけているような香いである。よく人がいう、じっとしていると、何者かの歌声が聞こえてくるような出雲の古さというものが、ゆきずりの旅の眼にも、ひしひしと感じられた。割り切ってしまえば、神話というものも、昔の日々の生活に根ざしたもので、出雲には、その神話に直結した生活が害われず残っているというのだろうけれど、それにしても神々の住む国の雲は美しく光っていた。
タタラ 04
タタラと農耕 14
斐伊川 16
国引き 26
出雲大社 28
出雲の神々 38
出雲の漁業 42
出雲の町と名所 44
月山 56
松江 60
※状態、
●内容、
岩波写真文庫(いわなみしゃしんぶんこ)は、岩波書店が1950年代に出版していたテーマ別写真集叢書(カラー写真は使われていません)。編集長は名取洋之助。1980年代以降度々復刻版も出版されています。
巻頭に書かれています。
ここは神々の住家である。八雲たつ、出雲八重垣と歌われた美しい雲がある。山陰とはいうけれど、やわらかく明るい空気である。この明るさの内に、遠い空を風のような幽かな暗さがただよっている。記紀や出雲風土記に現れる神々の生活が、深く広く限りなく生きつづけているような香いである。よく人がいう、じっとしていると、何者かの歌声が聞こえてくるような出雲の古さというものが、ゆきずりの旅の眼にも、ひしひしと感じられた。割り切ってしまえば、神話というものも、昔の日々の生活に根ざしたもので、出雲には、その神話に直結した生活が害われず残っているというのだろうけれど、それにしても神々の住む国の雲は美しく光っていた。
タタラ 04
タタラと農耕 14
斐伊川 16
国引き 26
出雲大社 28
出雲の神々 38
出雲の漁業 42
出雲の町と名所 44
月山 56
松江 60
